積立投資で得られる2つの魔法とは?

積立投資とは、同じ金融商品(資産)を決まった頻度でコツコツ買い続ける手法です。
具体的には、〇〇という投資信託を毎月〇日に〇万円買い付けるといった感じです。
株式投資において「長期での積立投資は最強」とも言われています。
私はそこには勝つ(資産を増やす)ための2つの魔法が存在しているからだと考えています。
今回はその2つの魔法について徹底的に解説します。
「複利」というパワー
金利には「単利」と「複利」があります。
例えば、元本100万円を投資して年利3%とした場合、毎年3万円が利息としてつきます。これが単利です。
では同じく元本100万円を投資して、1年後その3万円をさらに投資に回したらどうでしょう?
1年後の元本は103万円となり、2年後の利息はその3%となります。これが複利です。

正直、これを聞いてもあまりぱっとこないかと思います。
ただ、この複利は年数が長ければ長くなる程とてつもない力を発揮します。
下のグラフを見てみてください。元本30万円(追加投資なし)を年利10%で運用し続けたら、将来どうなるでしょう?

10年を過ぎた辺りから、単利と複利で爆発的に差がついていくのがお分かり頂けるかと思います。
実際には、年利10%を毎年続けるのは現実的には無理があるでしょう。(※効果を分かりやすくするため10%にしています)
しかし、毎月(毎年)追加で積立投資した場合、元本+利息は効率的に膨らんでいくことがイメージできるのではないでしょうか?
アインシュタインは、「複利は人類最大の発明である」と評したともされています。
金融庁の公式サイトで複利での資産運用シュミレーションができるので、是非やってみてください。
ドルコスト平均法
冒頭述べたように、積立投資は一定期間ごとに一定の金額ずつ同じ金融商品を購入します。
株価や投資信託の基準価額は日々変動するのですが、「毎月1日に必ずこの銘柄(投資信託)を1万円買う」とした場合どのようなことになるでしょうか?
投資信託の場合、取引単位は「1口」となります。
例えば、10,000口あたりの基準価額が10,000円の場合、10,000円で10,000口の投資信託を購入することができます。

しかし翌月、基準価額が11,000円に上がった場合、その月は10,000円で9090口の投資信託しか購入することができません。(※消費税や手数料などを考慮しない場合)
いっぽう、基準価額が9,000円に下がった場合、その月は10,000円で約11,000口の投資信託を購入することができます。
つまり、一定額で購入し続けることによって、「安い時はたくさん、高い時は少なく」購入できるため、長期間おこなうことで平均取得単価を低くすることができるのです。
少額からでも積立投資を始めよう
今回は積立投資での「複利」と「ドルコスト平均法」についてその魅力を解説しましたが、いかがでしたか?
NISAやiDeCoの積立投資は、この2つの魔法をお得に得られる最高の手段になります。
また、積立投資は「ほったらかし投資」とも言われていて、このほったらかし投資こそが長期でみれば一番勝てる(資産を増やせる)再現性が高いというデータもあります。
とにかく長ければ長いほど、そのパワーは膨れ上がっていくので、少額からでも始めてみましょう。
とは言えなかなか踏み出せない、いまいちよく分からないという方もいるでしょう。
当オフィスでは「あなたに合った投資」のやり方からスタートまでを個別にサポートしています。
「今日が人生で一番若い日」です。未来のために是非一歩踏み出してみませんか?