ライフプランニングが大切な理由

「ライフプランニング」という言葉を聞いて、どのようなことを思い浮かべますか?

住宅購入時や生命保険の契約の際に、やったことがあるという方もいるでしょう。そしてそれを基にFP(ファイナンシャルプランナー)からアドバイスを受けたかもしれません。

ライフプランニングとは一言で申し上げますと、「一生涯における人生設計」のことです。

これを聞いて「将来何があるかなんて分からないんだからやっても意味がない」と考えるかもしれません。(私もそうでした・・・)

でも何か事業を始める時は、ほとんどの会社では事業計画(ビジネスプラン)を立てると思います。経営者が「将来のことなんて分からない」と事業計画を立てなかったら、おそらく従業員も集まらないでしょうし、融資を受けることもできません。

人生設計についても同じことが言えるかもしれません。

「人生100年時代」、「女性活躍社会」、「少子高齢化社会」、「インフレ(物価高)」・・・

そんな中、今までは「一般的家庭」とされていた次のようなライフスタイルを皆さんはどう考えますか?

・結婚したらマイホーム

・子供は2人(以上)、大学まで

・60歳で定年退職して退職金と年金で老後を迎える

正直、これからこの先の時代で全てを実現しようとするのはかなり厳しいと言えます。

会社員の人の生涯年収は約2億円程度と言われています。平均年収はここ30年減少傾向となっているので、今後この生涯年収も下がっていくかもしれません。(同じ年数勤めた場合)

いっぽう、技術やサービスの発展により私達の暮らしはどんどん便利になり、「いくらでもお金を掛けられる時代」になっていきました。

例えばマイホーム。新築注文住宅であれば自分の住みたかった理想のマイホームに近づけることができますし、その選択肢は無数にあります。

しかし、あれもこれもとやってしまうと、いくらでもお金が掛かってしまいます。

車のオプションもそうですね。オーディオやテレビモニター、電動○〇・・・。ついあれこれ付けてしまい想像以上に高くなってしまったという経験をされた方も多いでしょう。

ここで大事なのが、「何故マイホーム(車)が欲しいのか?」です。

広い家に住みたいという理由であれば中古一戸建てでも叶うかもしれませんし、新しい家に住みたいという理由であれば賃貸物件でも叶うかもしれません。

車を「移動の足」として考えるなら中古車や軽自動車でも良いかもしれませんし、そもそも通勤の為に1人で乗ることが主なら原付バイクでも事足りるのかもしれません。

それでも欲しい(夢だ)と考えて購入するのは、全然良いと思います。でも同時に他の何かを諦めるという強い覚悟も持たなくてはなりません。

誰かに言われたからとか、周りがそうしたからという理由で流されてしまってはいけません。

こんな時代だからこそ、「自分(達)は人生をどのように生きていきたいか」と本気で向き合うことが大切であり、それを達成する為にライフプランニングは重要であると考えています。

但し、冒頭で触れた住宅購入時や生命保険契約時におこなうものは、契約にともなう手数料(コミッション)を目的としている場合が多く注意が必要です。

当オフィスのライフプラン相談では、お客様の「価値観」を大切にご提案させていただきます。無数の選択ができる時代だからこそ、周りに流されずよりよい人生にしていきたいですね。